鉄のフライパンは一生モノです。上手に育ててあげましょう。
買ってきたフライパンのシーズニング（油ならし）
あらかじめシーズニングをして販売しているフライパンもあります。
ここではシーズニングが必要なフライパンの使い始めについてお伝えします。
フライパンのシーズニングは、フライパンの表面に油膜を作り、焦げ付きにくくするための大切なプロセスです。特に鉄製フライパンや鋳鉄製フライパンで行われることが一般的です。以下は基本的な手順です。
シーズニングの手順
1. フライパンを洗う
最初にフライパンを軽く洗います。新品の場合、工場出荷時に塗布されている防錆剤や汚れを取り除くため、中性洗剤を使ってしっかり洗い流してください。その後、水気を完全に拭き取ります。
2. フライパンを加熱する
水分が残らないよう、フライパンを弱火～中火にかけて乾燥させます。完全に乾燥したことを確認してください。
3. 油を塗る
食用油（サラダ油やキャノーラ油など、焦げにくい油が適しています）を適量入れ、キッチンペーパーを使ってフライパン全体に薄く塗り広げます。内側だけでなく、外側や取っ手付近まで塗ると錆を防げます。
4. 油を焼きつける
中火にかけてフライパン全体を加熱します。煙が出てきたら火を弱め、5～10分ほど油を焼き付けます。この過程で、フライパンの表面に油膜が形成されます。
5. 余分な油を拭き取る
冷ましてから、キッチンペーパーで表面の余分な油を拭き取ります。
普段の使用方法について
まずフライパンを空焼きします。
フライパンを中火にかけて、煙が立つまで熱を加えます。
油を入れて全体になじませて、一度油を捨てます（オイルポットなどで再利用します）
濡れた布巾にフライパンを乗せて少し冷まします
再度中火にかけてフライパンを熱し、通常通り油を入れて調理を始めます
こうすることで鉄のフライパンでも食材がこびりつくことなく料理ができるようになります
普段のお手入れ
最初に焼き入れをしたフライパンなら、食器洗い洗剤とスポンジを使用しても大丈夫です。
最初にきちんと焼きを入れたフライパンなら日常使いでコーティングが落ちることはほとんどありません。
メンテナンス方法
- 使用後は温水で洗い、すぐに乾かすのが理想です。必要に応じて少量の油を塗布しておくと良いでしょう。鉄製ですのでサビが出ないようにします。
- シーズニングが落ちたと感じたら、再度シーズニングを行ってください。
シーズニングを繰り返すことで、焦げ付きにくく長く使えるフライパンになります。注意して丁寧に行いましょう！
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